酒粕から分離された乳酸菌で、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を緩和する効果(抗アレルギー効果)があります。
現在、国民の約3人に1人がなんらかのアレルギーを持っていると言われています。 花粉症症状を有する人は年々増加傾向を示しており、対応食品も徐々に開発されていますが、アトピー改善食品はまだまだ少ない状況です。 そこで我々は日本の伝統発酵食品に存在する植物性乳酸菌に注目し、アトピーを含むアレルギー症状の改善に役立つ乳酸菌を見つけることでアレルギーの方のQOLを改善できると考え、2006年研究に着手しました。
はじめに新潟大学の原准教授の下で当社が持つ植物性乳酸菌株約50種に対して抗アレルギー効果の確認のために動物細胞レベルでの試験を行いました。そこから3株の有力株を選抜し、次にマウスを使って効果の確認を行いました。ヒトアトピー性皮膚炎モデルマウスを用いた確認試験で、K-2菌を食べたマウスでは有意にアトピー様症状の改善が見られました。(図1)この結果を踏まえ、花粉症患者さん、軽~中等症のアトピー性皮膚炎患者さんにK-2菌を摂取してもらう臨床試験を行い、どちらにおいても有意な症状緩和効果を 確認しました。(図2、3)
<学会>
入社2年目の夏から新潟大学の研究室に通い実験に着手しましたが、開始早々壁にぶつかり解決策を模索する日々が続きました。慣れない作業で毎日が試行錯誤の連続でしたが、多くの方にご協力いただき2009年10月からK-2菌の素材販売が開始されました。ここまで来るのに約3年。臨床試験等でご協力いただいたボランティアの方々に大変感謝しています。K-2菌を通してアレルギーに苦しむ人々のQOLが少しでも改善することを願っています。